水泳で気持ち良くダイエット

「キツめに頑張って体を絞りたい!」「夏に向けてそろそろ水に慣らしたい」そんな人におススメが水泳でのダイエット。

水泳は、バイクと同じくある程度自分で負荷をコントロールできるのも特徴なのです。

水泳でどれだけダイエットできる?

真面目に泳ぐと結構キツい!そんなイメージのある水泳ですが、どれだけダイエットができるでしょうか?
例によってCASIOさんのサイトによると、体重60kgの人が1時間泳いだ時の消費は次のとおりです。

  • ゆっくり平泳ぎをした時:334kcal
  • ゆっくり背泳ぎをした時:302kcal
  • ゆっくりクロールをした時:523kcal
  • がっつりクロールをした時:630kcal

意外なことに、平泳ぎよりも背泳ぎの方が消費カロリーが少ないんです。私はバタ足が苦手なので、平泳ぎの方が楽なんですけど…

水泳ダイエットのデメリット

どんなスポーツでダイエットをするにもメリットとデメリットはあります。
まずは水泳でのダイエットについてデメリットを紹介しておきます。

  • 準備にお金がかかる
  • 時間がかかる
  • 泳げる時間が限られている
  • 他に何もできない



準備にお金がかかる

水泳を始める場合、他のスポーツよりもお金がかかります。
まずはジムの代金。プールの使えるジムですと、私の経験では大体月に1万円はかかります。
週4回、月に16回泳げば、1回あたり625円になります。
水泳の他にジムを使わないのであれば、市営のプールの方が割安になるでしょう。

水着の準備も必要になります。
ジムにせよ市営にせよ、海辺で着るようなファッション性のある水着はかえって浮いてしまいますので、服と同じく買い分ける必要があります。
また、大抵のプールは帽子着用ですので、事前に確認し、必要であれば購入しておきましょう(安いです)。

殺菌や水の循環によって衛生環境は整っていますが、それでも雑菌は多いので、ゴーグルもおススメです。
度入りのゴーグルもあるので、普段メガネを着用している人は持っていると便利です。

時間がかかる

水泳は、他のスポーツより泳ぎはじめと終わってから時間が取られるのも特徴です。
泳ぐ前
・陸上のスポーツと違い、下着まで着替える
・温度差で筋肉が固くなり足がつることもあるので、事前のストレッチはしっかりと行う
泳いだ後
・全身を拭く
・下着まで含めて着替えないといけない

陸上でのスポーツと違い、「パッと行ってサッと泳げる」とできません。面倒くさがりの人にはちょっと

泳げる時間が限られている

ジムのプールにせよ市営のプールにせよ、閉館時間までしか利用できず、また着替えも含めると早めに上がらないといけません。
私がジムで泳ぐ時は、(お風呂でサウナに入ることもありますが)閉館の1時間前にはプールから上がります。

他に何もできない

当然ですが、水泳をしている間は泳ぐ以外のことができないのも欠点です。
飽きないコツは、往復した回数を数えたり、息継ぎや手足の使い方を変えながら疲れ方などを体験するといった泳ぎ方を研究することです。
あとは水の抵抗を楽しめるようになれば続けられるでしょう。

水泳のメリット

デメリットは紹介しましたが、それ以上にメリットがある水泳。続いては、そんな水泳のメリットをたっぷりご紹介します。

  • 筋力アップにもつながり、体のメリハリがつく
  • 心肺機能がUPし、足のむくみや冷え性を防止する
  • 足裏や関節への負担がとても少ない
  • 効率はダントツ!

筋力アップにもつながり、体のメリハリがつく

水泳は全身運動ですので、筋力を底上げしつつ、体の凹凸を作ってくれます。
と言ってもボディビルダーのようにムキムキになるわけではないので、マッチョが苦手な方や女性でも安心してください。
また、筋肉がついて基礎代謝が上がることによって様々なウレシイ効果があります。

消費カロリーがアップ

よく知られているように、基礎代謝が上がれば消費カロリーが増えるので、太りにくい体になります
※注意!※
消費カロリーが上がるといっても、頑張って筋肉を1kg増やしても脂肪2g分しか変わりません。あくまで「同じ生活をした場合に太りにくい」だけです。

美容効果

「なーんだ、そんなに変わらないじゃん」と思った女性も美容と聞いたら気にならないわけがないでしょう!
基礎代謝が上がれば新陳代謝(細胞の生まれ変わり)も上がります。つまり若くて新しい細胞に置き換わるわけですから、美容効果はバツグンです。
女性だけでなく男性もにも嬉しい新陳代謝。美肌だけでなく、髪のコシが気になったり爪がボロボロになってきたな、と感じる方はゼヒ基礎代謝を上げましょう

冷え症や肩こりの改善

基礎代謝があがると血液の循環がよくなり、体のすみずみまで血液が行き渡るため、冷え症の改善につながります。
またリンパの流れも良くなるため、むくみの改善にもなります。
さらに、筋肉内にたまった乳酸などの疲労物質も排泄されるため、肩こりや腰痛もよくなるといわれています。

心肺機能がUPし、足のむくみや冷え性を防止する

女性にとって、足のむくみや冷え性は大きな悩み。
そんな悩みを解決してくれるのもウォーキングなんです。
足は第二の心臓というのを聞いたことがないでしょうか?
血液は心臓というポンプから全身に送り出され、また心臓に戻ります。ですが、心臓から遠いうえに重力の影響を受ける下半身からの血液は、心臓から押し出す圧力だけでは足りないため、ふくらはぎの筋肉が補助ポンプとなって足に溜まった血液を押し上げているのです。
ですので、足を使わないでいると足先の毛細血管まで血液が行き渡らなくなります。
その結果血液や余分な水分、老廃物が下半身の血液内に溜まり、冷え性やむくみになりやすいのです。
水泳で足を動かすことで足のポンプがパワフルに機能するため、心肺機能を向上させてくれます。

足裏や関節への負担が少ない

駅伝や長距離ランナーが足を痛めたというニュースをよく聞きます。
実はランニングをしている時、足には体重の3倍以上の負荷がかかっているのです。
そのため、過度のランニングによって足裏や膝に負担がかかり、痛めてしまうことも…
その点、水泳ならあのウォーキング以上に負荷がかからないため、体重が多い人や関節が気になる人にはピッタリなんです。

効率はダントツ

最初にもご紹介したとおり、消費カロリーはダントツです。
例えばがっつりクロールした場合、ウォーキングの3倍以上、カロリーを消費します。
頑張れば頑張った分、他のスポーツよりも早く結果につながるんです!

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水泳を始める/続けるコツ

「水泳のメリットは分かったけど、実は泳げないのよ」という人や「キックをしても全然前に進まないんだ…」そんな人の参考になるかどうか分かりませんが、こちらに私からのアドバイスをまとめておきます。

結果が出ればモチベーションアップ!

お金はかかるし、着替えや準備運動などキツい。バイクを漕ぐように他になにかできるわけでもない水泳を続けるコツは何といっても結果を出すことです!
イヤイヤでもいいので「1か月間、週4回行く」「間食は控える」「水泳の前または泳いで体を拭いた後に体重を計る」これだけ守ってみてください。
早ければ2,3回で体重が減り始めます。
体重が減ればモチベーションも上がりますよ!

カフェインで疲れ知らず

「泳ぐとすぐ疲れちゃう」という人は、水泳の30分~1時間前にコーヒーや緑茶を飲んでみましょう。
緑茶やコーヒーに含まれているカフェインには脳の覚醒作用があり、疲労を感じにくくなるのです。
カフェインは脳内で休養や睡眠に作用するアデノシンという物質をブロックするため、運動による疲れも感じにくくなるだけでなく
集中力を維持する効果もあるので、テスト前や仕事で追われている時にはカフェインを摂りましょう。
なお、その際には錠剤がおススメです。コーヒーや緑茶は吸収率が低いといった研究結果もあるので。

まとめ

ダイエットだけでなく、「いきなり海で水着は恥ずかしい」という人にもおススメな水泳。
もし今プールのあるジムに通っている方は、試してみてください!