本当は怖い年末年始

年末年始は忘年会・クリスマス・正月・年越しライブとイベントが盛りだくさんですね。また長期休暇を利用して帰省や旅行に行く人も多い時期です。そのため、普段より現金を準備する人も多いのではないでしょうか?

旅行やお年玉の資金を家にしまったまま忘年会などで帰りが遅くなる…泥棒にとっては絶好の時期なのです。

空き巣 犯人 防犯

泥棒の手口

家屋に侵入して金品を盗むような犯罪は刑法では窃盗犯にあたります。その手口は実は様々で、中には泥棒と鉢合わせになるようなケースもあります。

そこで、まずはその手口をご紹介します。どの手口も、慣れた犯人だとたった5分で盗んでしまうそうです。

  • 空き巣家人が留守中の家屋に侵入して金品を盗むこと、又はそれを行う者のこと(Wikiより)。ほとんどの人が知っている手口です。
  • 忍び込み…家人が寝入ってから侵入する手口です。
  • 居空き(いあき)…食事時などに、家人に気付かれないように不在の部屋を狙う手口です。

特に忍び込みは、暑さで窓を開けて寝ることの多い夏に被害が起きやすい犯罪です。そして、忍び込みと居空きは犯人と鉢合わせになる可能性があり、犯人が武器を持っていると命の危険まで及びます。

また、外国人(主に中国人や韓国人)の犯罪が多発しているのも怖い点です。犯人が日本人であれば逃げたり観念したりすることもありますが、外国人の犯人だと、ためらいなく命を狙ってくるので本当に注意が必要です。

手口の巧妙化

ピッキングなど犯罪の巧妙化が話題になりますが、最近ではマンションでも1階2階程度の下層だけでなく、屋上からベランダに侵入するなど高層階での被害が増えているんだとか。また、直接金品を狙うのではなく郵便物を盗んで、住人の個人情報を抜き取ったりと、手口はかなり巧妙に…

中でも特に怖いのがマーキングです。

空き巣 暗号

マーキングは、窃盗グループや詐欺師、悪徳セールスが家人の情報を共有して何度も狙うために扉や表札、郵便受け、インターホン、ガスメータ、電気メーター、湯沸し機などの目立たないところに暗号で家族構成や不在になる時間帯などを記すことです。

一戸建とマンション、どちらが狙われやすい?

では一戸建てのとマンションではどちらの方が被害に遭いやすいでしょうか?

平成18年度の古いデータでは、空き巣被害の35%が一戸建て、マンションは25%となっています。ただ、一戸建ての方が多いため件数も多くなっており、実際は同率で起きていたようです。

ただ、こちらは10年以上も前のデータであり、これよりも後にテレビで防犯特集を行っていた時には空き巣被害の7割が一戸建てだった、というデータもあります。

また、マンションは防犯対策も取りやすく、管理人が居たり、非常階段に扉があると泥棒の侵入経路も減ります。逆に、誰でも入れるような古いマンションは防犯能力も低いので、住人個人による対策が必要です。

一方、一戸建てでは窓や勝手口など侵入経路が多いため、対策が遅れがちになります。雨戸などをこまめに締めるようにし、身近なところに変な落書きが無いか確認したいですね。

また、センサー式の証明や防犯カメラの設置も有効です。

防犯 カメラ イラスト

今からできる防犯対策

さて、一戸建て・マンションともに、最も手軽にできるのは玄関や勝手口などのドアの鍵を二重にすることです。鍵が多ければ侵入までの時間がかかるので、犯行が見つかる可能性が増えます。また、持ち歩く鍵の数が増えるのがいやであれば同じ鍵の種類でも問題ありません。破られるまでにかかる時間が2倍になることが犯行の予防に繋がるのです。


また、最近では家庭用のセキュリティサービスも手頃だったり、防犯以外のサービスもあるので検討してみるのもいいでしょう。

特に最近は、高齢者や体の不自由な方に向けた急病のサポートサービスなどもあるので、いざと言う時の保険になるようです。